屋久島

屋久島トレッキング 必須の雨対策 おすすめレインウェア

屋久島では非常に雨がよく降ります。
トレッキングは長丁場になるので、しっかりと雨対策をしていないとびしゃびしゃになりながら歩き続けることになり、心身ともに消耗してしまいます。
せっかくのトレッキング、しっかり楽しみたい!ということで今回は、初めての方や初心者の方向けに屋久島はじめトレッキングにオススメのレインウェアを紹介していこうと思います。
雨対策は必ずやっておきましょう!

傘ではダメですか?

傘は手軽で便利なのですが、傘をさすと片手がふさがってしまうので危ないです。
トレッキングでは足元の不安定な場所を歩くこともあります。
急にバランスを崩したときなど、両手が使えないと危険です。
なので、両手が自由に使えるレインウェアを用意しておくのがおすすめです!

ただ、折り畳み傘があると便利なこともあって、たとえば雨の中で荷物を置くときに、傘があれば荷物の上に傘を広げることで、雨から守ることができます。
雨の中でお弁当を食べるときには、傘をさしながらにすればお弁当が濡れずに済みます。
また、そして、長時間のトレッキングではレインウェアの中が蒸れてイヤ…、というときにも、傘があれば助かります。
ほかにも、傘をひっくり返してその中に汚したくないものを一時的に置くこともできますし、傘があって助かる場面もあります。
荷物に余裕があれば持って行っていくのもよいかと思います。

おすすめはゴアテックスのレインウェア

同じ屋久島トレッキングについて、足元の雨対策としてはゴアテックスのトレッキングシューズをおすすめさせていただきました(よろしければご覧ください^^)。

結論からいうと、レインウェアについてもシューズと同様ゴアテックスのものがおすすめです!

ゴアテックスはアメリカのゴア社が開発した、防水性と透湿性に非常に優れた素材(生地)です。性能としては現状最高といわれています。防水性についてはイメージがしやすいと思います。降ってくる雨をはじいてくれるわけです。

一方、忘れがちですがもう1つ大事になってくるのが透湿性です。透湿性は、レインウェアの中で発生した水蒸気を外に逃がしてくれる性能です。歩いていると汗をかきます。透湿性のない、あるいは透湿性が低いウェアだと、かいた汗が外に出ていかず、ウェアの中で蒸れた状態になってしまいます。この状態はとても疲れますし、せっかくのトレッキングも楽しめなくなってしまいます。

ゴアテックスはこの防水性と透湿性の両方において非常に高い性能をもつ素材なのです。

というわけで、ゴアテックス使用であること、また初心者の方にもわかりやすいように上下セットのものに絞っていくつかピックアップしてみることにします。


ゴアテックスについて
ゴアテックスは本来生地を3枚貼り合わせた3層(3レイヤー)構造の素材です。しかし3層構造のものはお値段も高くなってしまうので、2層、2.5層構造のものもあります。ゴアテックスとしての機能は3層のものが一番高いですが、このあたりはお値段との兼ね合いです。また、3層のものは生地を3枚合わせているので他のものに比べると多少かさばります。

具体的には、3レイヤーのものは、防水・透湿機能をもつゴアテックス・メンブレンとよばれるメインの生地の表裏をさらに別の生地でサンドイッチしています。2レイヤーのものは裏地がなく、その分透湿性が3レイヤーのものよりおちます。2.5レイヤーのものは裏地の生地を使わず、代わりにコーティングを施しています。

おすすめレインウェア

THE NORTH FACE レインテックスプラズマ

THE NORTH FACE(ノースフェイス)は1968年にアメリカで誕生したアウトドアブランドです。各種アウトドア製品を提供しています。最近では通勤や通学用のリュックとして使っている人も多く見るようになりました。こちらのレインテックプラズマは3層構造のゴアテックスを使用したモデルです。

Mammut クライメイト レインスーツ

Mammut(マムート)は1862年に誕生した誕生したスイスのアウトドアブランドです。レインウェアのほか各種クライミングギアを製造しています。紹介するクライメイトレインスーツは2.5層構造のゴアテックスです。

プロモンテ パックライトレインスーツ

プロモンテは株式会社HCSの取り扱うアウトドアブランドです。あまりなじみがないかもしれませんが、同社のブランドにダンロップがあり、こちらはイメージしやすいでしょうか。テントやシュラフ(寝袋)なども手がけています。こちらの「パックライト」は2層構造のゴアテックスとなり、手ごろな値段が魅力です。

実はインナーも大事

ゴアテックスにすれば、万事解決!かというと実はそうでもありません。ゴアテックスの性能を十分に発揮するためにはインナー(肌着)選びも大事になってきます。

なぜインナー(肌着)が大事なのか?

「ゴアテックスを着ているのに蒸れる」というようなお話を聞くことがあります。こんな場合、実はインナーの方に問題があることもあります。

さきほど説明させいさせていただいたように、ゴアテックスはウェアの中で発生した水蒸気を外に逃がしてくれます。しかしこれは、言い方を変えると「液体の水」は通さない、ということでもあります。外に逃げてもらうためには水蒸気、つまり「気体」でなければならないのです。

なのでインナーは吸湿速乾性の高いものがよいです。かいた汗はインナーが吸収し、気化させます。水蒸気になればゴアテックスを通り抜けられるので、スムーズにウェアの外に逃げていってくれます。

反対にたとえば綿素材のようなものだと、吸収された汗はいつまでたっても液体のままで、せっかくのゴアテックス素材の力を発揮することができず、ウェアの中で蒸れてしまいます(>_<)

せっかくの防水・透湿性を十分に活かすためにも、インナーにも注意しましょう。でも結局どういうものを選んだらいいのかイメージがわかない・・・という方も多いと思うので、吸湿速乾性に優れたインナー(ベースレイヤー)として、国産メーカーのファイントラックの商品を参考程度ですがピックアップしてみます。

ファイントラック メリノスピンライト

使用する季節によって生地の厚さや特性が違ってくるので注意が必要です。メリノスピンライトは春・秋用のもので、メリノウールの保温・調湿性に加えて優れた速乾性をもち、また抗菌防臭性も備えます。

こちらはレディースのものです

ファイントラック メリノスピンサーモ

続いては冬用です。冬用は厚手の生地で、保温性に優れます。メリノスピンライトと同様に抗菌防臭性ももちます。

こちらはメンズ用です

ファイントラック ドラウトゼファー

最後に夏用(画像のものはメンズモデル)です。薄手で通気性に優れ、またUVカットも備えます。もちろん抗菌防臭です。

レインウェアとともにインナーにも気を付けると、ウェアの力を100%引き出せるはずです!

というわけで、最後はインナーの話になってしまいましたが、おすすめレインウェアについて書かせていただきました。ちょっとでもお役に立つことができましたらありがたいです。

縁あって読んでくださったみなさんのトレッキングがすばらしいものとなりますように(^^)May the force be with you!

屋久島トレッキングについてはこちらに屋久島へのアクセスやトレッキングで見どころとなるポイント、自分のトレッキング記録などをまとめていますので、よかったらご覧ください↓