高野山

ゆるゆる高野山旅行 その4 3日目

1日中高野山を歩き回って翌日、高野山3日目となるこの日は奥之院で朝の勤行を見学させていただく予定です。
はてさて無事に目的を果たせるのか…
(朝のお勤めは大変厳粛な中で取り行われるので、写真が1枚もなく文章ばかりです、、、スミマセン、、、何かの参考になればありがたいです…)

また、奥之院で朝のお勤めに参加したい、という方のために、当時自分がわからなかったことや疑問だったことなどもまとめました。

2日目はこちらです↓

朝の奥之院へ

この日は朝4時30分に起きました。
奥之院での朝のお勤めは午前6時から。
自分のいる蓮花院(宿坊)から奥之院への入り口となる一の橋まではだいたい15分くらいで、一の橋から御廟まではおよそ30分くらいで計算しています。

準備を済ませ、出発は4時50分くらい。
まだ夜明け前で真っ暗です。昨日一度奥之院には行っていますが、真っ暗な中(街灯はありますが)果たして無事に御廟までたどり着けるのか、不安を抱えながら楼門横のくぐり戸を出ました。

10月下旬ですが朝はとても冷え込んでいて、ヒートテックとニットにユニクロのウルトラライトダウンでちょうど良いくらいです。

かなり速足で歩いたので、奥之院の灯籠堂前(ここで朝のお勤めが行われます)に着いたのは5時20分ごろ。途中1度迷いそうになりましたが、何とか無事到着です。
あたりはまだ真っ暗で、灯籠堂の扉も閉まっています。
ひとまず裏手に回って空海さんにご挨拶させていただきました。

しばらくすると灯籠堂の扉が開きます。中では僧侶の方たちがいろいろと準備をされていました。

普段なら灯籠堂の中にある「外陣」にあがらせていただき、そこで朝のお勤めを見学させていただけるとのことですが、お堂の扉には相変わらず「入堂制限」の掲示があります。

「やっぱり中には入れないのか…。でもお堂の外からでも見させていただければ」と思っていたのですが、見ていると1人のお坊さんが外陣にあるストーブに点火しています。

このストーブは参拝者用のものなので、ひょっとしたらと思って中に入っても大丈夫なのか聞いてみました。
「朝のお勤めは大丈夫ですよ^^」
と半ばあきらめていたところにうれしいお返事をいただき、めちゃめちゃ喜びながら灯籠堂の中へ。

お堂の中に入り、左手側の端に履物を脱ぐ場所があります。
そこで靴を脱いで外陣にあがり、カーペットに座ってお勤めが始まるのを待ちました。

一方、御廟の手前にかかる御廟橋のわきには「御供所(ごくしょ)」があります。
ここは、空海さんのお食事をつくっている場所で、つくられたお食事は朝のお勤めに合わせて灯籠堂へと運ばれます。
この儀式は‟生身供(しょうじんぐ)”とよばれ、1200年欠かさず続いてきたものです。
御供所でこの生身供の儀式を見学しながら灯籠堂にやってくる方も多いようです。

灯籠堂に空海さんのお食事が運ばれ、それからしばらくして読経が始まりました。
僧侶の方は4名~5名いらっしゃったかと思います。
お堂を包み込むように響き渡るお経はやはり素晴らしいです。空間が振動するようなかんじがたまりません…!

お勤めはだいたい40分くらいだったかと思いますが、終わると僧侶の方たちはスッとお堂を出られます。
朝のお勤めを見学されていたのは15名ほどだったと思いますが、最後お焼香をさせていただき、自分もお堂をあとにしました。

外に出ると、真っ暗だった空は明るくなっています。
青空が気持ちよいのはもちろんですが、奥之院でのひと時が本当に清々しい気持ちにさせてくれているのを感じながら宿坊に帰りました。

奥之院で朝のお勤めに参加される方へ

奥之院で朝のお勤めを見学させていただくのははじめてのことだったのですが、わからないことばかりでしたし、失礼がないか本当に不安で、行かない方がよいのではないかとも思いました。

しかし、今となっては行って本当に良かったと思います。
以下これから奥之院での朝のお勤めに参加してみたい、と思っておられる方に向け、当時の自分がわからなかったことなどを書いていますので、ご参考になれば幸いです。

奥之院のお勤めはどこでやっているの?

奥之院の最深部、灯籠堂の中で行われます。
灯籠堂は空海さんの御廟のすぐ前にある建物です。

2020年10月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため日中は灯籠堂に入堂制限がありますが、朝のお勤めではお堂の中に入っても大丈夫とのことでした。

奥之院には何分くらい?

奥之院には、距離はあるけれど正式な参拝巡路である「一の橋」ルートと、距離が短い「中の橋」ルートがあります。

一の橋ルートだと、一番奥にある灯籠堂・御廟まで歩いて30分~40分くらい、中の橋ルートだと10分~15分くらいです。

生身供(しょうじんぐ)も見学したい

朝のお勤めは、生身供の儀式で空海さんのお食事が灯籠堂に運ばれてから始まります。
なので、生身供でお食事を運ばれるお坊さん方の後について灯籠堂まで行き、そのまま灯籠堂の中に入ってお勤めにも参加する、ということもできます。

生身供の儀式は朝の6時と10時30分の1日2回行われますが、10時30分からの2回目の生身供はお経などがないようです。

生身供は灯籠堂・御廟の前にある御廟橋、そのすぐ手前の御供所というところか始まりますが、少し広いスペースになっているので迷う心配もないと思います。

初めての朝のお勤めで、マナーがわからない

まず、お堂に入って左手の壁側にげた箱があるので履物を脱いであがります。
あがると右手側にカーペットを敷いている場所があり、そこが外陣です。そこから一段高くなっているのが内陣ですが、内陣には入らないようにしましょう。

外陣で座って待っていると、時間になれば始まります。特別なにかしなければいけないことはないので、静かに待っているだけで大丈夫です。

また、とても大切で厳粛な時間なので、40分ほどあるお勤め中、途中で外に出ることや、あるいは途中から外陣にあがることは控えた方がよいかと思いました。

遠いからバスで行きたい

一の橋はバス停「奥の院口」、中の橋はバス停「奥の院前」からすぐです。
日中はバスが出ていますが、朝のお勤め(6時から)に参加される場合、まだバスがないので注意が必要です。

マイカーを利用される場合は、中の橋の前に駐車場が完備されているのでそちらから向かうとよいと思います。

お勤めが終わったのは7時過ぎくらいでした。この時間ですとバスも動いているので帰りはバスを利用できるかと思います。
自分の場合は中の橋から出て、バス停「奥の院前」を7時39分発出発のバスに乗って宿坊まで帰りました。

はじめは自分もわからないことだらけでした。
ぜひ奥之院に行ってみたい、というみなさんのお力になれればありがたいです。

高野山を出発

宿坊の蓮花院さんに戻り、朝食をいただきました。
この日の午前で高野山を離れるので、最後に町中にたくさんあるお寺さんのいくつかに参拝させていただきました。

バスに乗って高野山駅に戻ると、さっきまでいた高野山町の中心部は本当に仏さまの世界だったなあと感じます。
空気が違うというか…

高野山から極楽橋へと下りていくケーブルカーの車内から



高野山駅からはケーブルカーで極楽橋に行き、極楽橋から電車に乗り換えて難波まで来ると、完全に違う世界にいるようです 笑

高野山には20数年ぶりでしたが、当時はわからなかったこと、気が付かなかったことがたくさんありました。
また近いうちにぜひ訪れたいと思います。