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【宿泊記】星野リゾート 「界 アンジン」に行ってみた

界アンジン サンブエナデッキ

ずっと気になっていた星野リゾート。大学時代の後輩と久しぶりに出会い、一緒にお仕事をしたのですが、その人が星野リゾートの関係者だったこともあって、プロジェクト完遂の記念に行ってきました!

数ある星野リゾートの中から迷いに迷って選んだのが伊豆の伊東温泉にある「界 アンジン」です。
結論は、界アンジンを選んで大正解、とてもすてきな時間を過ごさせていただきました。
イメージがわきやすいように写真もたくさん掲載しました。界アンジンへのアクセスや、館内のことも自分の経験した範囲で紹介しています。

今回は、界アンジンの宿泊記・宿泊ブログとして、星野リゾート「界 アンジン」の魅力を少しでもお伝えできたらと思います!

星野リゾート「界 アンジン(KAI Anjin)」とは

星野リゾート「界 アンジン(KAI Anjin)」は、星野リゾートが全国に展開する温泉ブランド「界」の温泉旅館のひとつで、静岡県の伊豆、伊東温泉にあります。

海沿いにある界アンジンのお部屋は全室オーシャンビュー。いろいろなところに「船」の意匠が取り入れられていて、訪れた人たちを楽しませてくれます。

そんな魅力たっぷりの界アンジンですが、、もうひとつ、忘れてはいけないのがビール飲み放題
なんと、界 アンジンではビールが飲み放題(時間は15時~18時なのでご注意ください)なのです。
ビール飲み放題に取りつかれた私たちは、数ある星野リゾートから界アンジンに白羽の矢を立てたのでした 笑

星野リゾート界アンジンの名物「ビールの飲み放題」。宿泊客は無料でビールがいただけます。自分もたくさんいただきました 笑
↑ お風呂を出たところになんとビールサーバーがあり、時間は15時~18時までですが、宿泊者は自由に飲めます。ビールは2種類から選べました。ビールのほか、リンゴ酢とアイスキャンデーもありました。また、海を臨むテラス(サンブエナデッキ)が併設されていて、テラスでゆっくりくつろぎながらいただくことができます

界 アンジンへのアクセス

界 アンジンは伊豆半島の伊東にあり、JRの伊東駅から歩いて15分ほどです。
自分は当時関東に住んでいたので、東京駅からJRの特急「踊り子」を利用しました。
踊り子号は首都圏と伊豆半島を結ぶ特急で、おもに東京~伊豆急下田東京~修善寺の2つのルートがあります(一部、池袋・新宿発着のものもあります)。
東京から伊東まで、乗り換えなしの1本で行けるのでおすすめです!
東京~修善寺ルートの場合は伊東駅を通らないので注意が必要です
* 踊り子号についてJR東海のサイトで詳しく紹介されています

首都圏と伊豆半島を結ぶE257系特急「踊り子」号。豪華版の「サフィール踊り子」号もあります。
↑ E257系特急 踊り子号。東京~伊東までの乗車時間は1時間45分ほど、運賃は3890円でした


踊り子号の停車駅
・踊り子号《東京~伊豆急下田》の停車駅
 東京、品川、川崎、横浜、大船、小田原、湯河原、熱海、網代、伊東、伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津、伊豆急下田
・踊り子号《東京~修善寺》の停車駅
 東京、品川、川崎、横浜、大船、小田原、湯河原、熱海、三島、三島田町、大場、伊豆長岡、大仁、修善寺
*川崎、大船、小田原、湯河原、網代については、一部列車は停車しないのでご注意ください。事前にJRのサイト等で確認していただければと思います!




伊東駅から界アンジンまでは徒歩で15分くらいです。タクシーだと5分程度。

↑ JR伊東駅と界アンジンさん

伊東駅から界アンジンまでのルートはいくつかありますが、個人的におすすめなのが商店街を通るルートです。

伊東駅を降りると、ロータリーの奥、右側に商店街「湯の花通り商店街」の入り口が見えます。
初めてだとわかりにくいかも、と心配になるかもしれませんが、なにやらにぎやかな感じしているのですぐにわかると思います。

JR伊東駅を降りてすぐの場所にある湯の花通り商店街。飲食店やお土産やさんがならんでいます。
↑ 伊東駅の目の前にある湯の花通り商店街。飲食系はもちろんなのですが、干物やお菓子などのお土産類も充実していておすすめです



商店街を通るルートの場合、商店街を通り抜け、海沿いの道を歩いてアンジンまで行くかたちになります。
「伊東に着いてからお昼ごはんを食べたい」という方には、この商店街でお昼ごはんを食べてからチェックインする、というプランもおすすめです。

界アンジンのチェックインは15時からなので、お昼ごはんを食べて商店街をゆっくりブラブラしていると、ちょうどいい時間帯になるかと思います。

伊東駅から徒歩3分!名物の「うずわ定食」

とはいえ「何を食べたらいいのかわからない…」という人も多いと思うのですが、ぜひお試しいただきたいのが、伊東のご当地料理の「うずわ」です。
うずわとは宗田ガツオのことで、足が早いためいわゆる漁師めしとして食べられてはいたものの、鮮魚としてはあまり流通はしていない魚なのだそうです。

そんなご当地料理のうずわがいただけるということで、お昼ごはんは商店街にある「まるげん」さんで名物のうずわ定食をいただくことにしました。
まるげんさんは伊東駅から歩いて3分、ゆっくりめだと5分くらい、商店街に入って少し歩くと右手に見えてきます。
* うずわを食べることができるのは、このまるげんさんともうひとつ、伊東駅から徒歩1分の「まるたか」さんだけらしいです。

伊東駅すぐの湯の花通り商店街にある楽味家「まるげん」。こちらで名物のうずわ定食をいただきました。界アンジンに行く人にもおすすめです。
↑ 楽味家「まるげん」さんの外観。商店街に入ってわりとすぐなので迷わず行けます



うずわについては、まるげん・まるたかさんのサイトでくわしく説明されていたので、引用して紹介しますね↓

うずわとはソウダガツオの地方名(静岡県東部地域)ですが、ソウダガツオが「うずわ」と呼ばれるのは、背中の模様が渦輪(うずわ)に見えることが由来とされています。
漁師さんをはじめ、水産関係者の間では美味しい魚と評価は高いのですが、鮮度落ちが早いため、鮮魚として流通することは稀で、ほとんどは宗田節など加工品の原料とされます。うずわはとっても美味しい魚なのですが、鮮度落ちが早いため、生食は水揚げ地周辺地域と漁師さんなどに限られています。
いわば幻の漁師めしとも言えるもので、伊東市宇佐美漁港周辺の伝統食であり、由緒ある漁師めしです。
そんなうずわめしが食べられるのは、楽味家まるげん、まるたかだけなんです。

https://ito-marugen.com/uzuwa.html


さて、まるげんさんに入ってうずわ定食を注文!うずわ定食の食べ方を書いたリーフレットがあるので、はじめての人でも安心です。

まるげんの店内のようす。こちらで伊東名物うずわ定食がいただけます。
↑ まるげんさんの店内のようす
うずわ定食の正しい食べ方のリーフレットがあります。
↑ うずわ定食の「正しい食べ方」リーフレット。うずわ定食はいろいろな薬味を使って味を変化させながら食べていきます(イメージはひつまぶしに近いかもしれません)。食べ方ガイドがあって助かりました
うずわ定食。
↑ 名物のうずわ定食。お値段は1280円(税込み)



おいしいうずわ定食をいただき、商店街を抜けて海に出ます。海沿いにしばらく歩いていくと、右側になにやら黒っぽい建物が…!界アンジンです!橋を渡って中に入ります。

星野リゾート界アンジンの入り口へと続く橋。駐車場から橋を渡って界アンジンへと向かいます。
↑ 界アンジンに続く橋。左に見えている(ぐるっと回りこんだので右側から左側になっています)のがアンジンの建物です。いざ別世界へ
界アンジンのエントランス。茶色の扉から中に入ります。入ってすぐに受付があります。
↑ 星野リゾート「界 アンジン」到着!

オーシャンビューのお部屋がすばらしい

界アンジンさんに到着し、受付でチェックインの手続きを済ませます。
受付左側のロビースペースに飾られてる帆船模型がとてもかっこよかったです 笑

界アンジンの受付。チェックインは15時からです。
↑ 受付。奥に進んでいくと右手側にエレベーターがあります。チェックインは15時から可能です
ロビー横のソファスペースにあった帆船模型。「船旅」がコンセプトの界アンジンにピッタリ!
↑ ロビーにあった帆船模型。「船旅」がコンセプトの界アンジンにピッタリ



チェックインが完了すると、スタッフさんがお部屋に案内してくれます。

界アンジンの客室。オーシャンビューツイン。全室オーシャンビィー。もちろん、トイレなどもあります。
↑ 界アンジンのお部屋。こちらの部屋タイプは「オーシャンビューツイン」です。白とびしていますが、オーシャンビューで海を眺めながら過ごせます
界アンジンのお部屋からの眺め。オーシャンビューがすばらしい。
↑ お部屋の窓からの景色。ソファに座りながら伊豆の海を眺める時間は本当にすばらしく、リラックスさせてもらいました
お部屋に入ってすぐに、スタッフの方がコーヒーを入れてくれました。
↑ お部屋に入ると、スタッフの方がコーヒーを入れてくれます



写真には見えていませんが、窓側にはソファとテーブルがあります。
お部屋に到着すると、スタッフの人がコーヒーとお茶請けを用意してくださり、館内の説明をしてくれました。

天気もよく、海を眺めながらしばらくゆっくりして、さっそく温泉に向かいました!

お風呂あがりに最高の「ビール飲み放題」

伊東温泉を引いたお風呂は建物の最上階にあり、内風呂と露天風呂があります。
どちらも海を眺めるとてもすてきなお風呂でした^^
温泉は加水・加温・循環ろ過で、男女ともに内湯×1、露天×1(男女の入れ替えなし)です。

そして、お風呂上りにはビールが待っています。
テラススペース「サンブエナデッキ」で海を眺め、ゆったりした風に吹かれながらいただくビールは最高です。
* ビールの飲み放題は15時~18時までなので、時間だけ注意が必要です

サンブエナデッキ前にあるビールサーバー。
↑ お風呂を出た場所にビールサーバーが置かれていて、自由に飲めます。ビールは2種類ありました。リンゴ酢とアイスキャンデーもありました(こちらもtake free)
界アンジンのサンブエナデッキ。
↑ 船の甲板に見立てたテラススペース「サンブエナデッキ」。海を眺めながらいただくビール!至福のひとときです。ときを忘れ、ゆっくりくつろがせていただきました

夕食も大満足!

お風呂も満喫して、続いて夕食です。どんな夕食が出るのか、気になる人も多いのではないかと思います。この日のメニューはこちら↓。参考になればと思います(写真を撮ったものも少しあるので載せておきます)。

夕食の時間は17時30分~、19時30分~から選べます。
食事処は、テーブルのまわりがしっかりと仕切られた半個室になっていました。

界アンジンの夕食のメニュー。
夕食その1。
界アンジンの夕食、隠れた名物の土鍋ごはん。とてもおいしかったです。

夕食の後、21時15分からロビーにて開催された「ご当地楽」に参加しました。
こちらは、「界 アンジン」の名前の由来となった英国人航海士、ウイリアム・アダムス(のちの三浦按針)について、ホテルのスタッフの人が解説してくれるものです。

界アンジンのアンジンって何なん?と疑問に思いつつも自分の中でスルーしていたのですが、、ここでその謎が解き明かされました 笑!
「アンジン」が人の名前だったとはまったく知りませんでした。
そしてなぜ「界 アンジン」なのか、、その秘密もわかります。とてもとても勉強になりました。
個人的にはとても感激したのですが、書いてしまうとネタバレになるのでふせておきます…

ご当地楽「アンジン紀行」は、19時15分からと21時15分からの2回開催されています(場所はいずれも1階ロビーです)。時間は20分くらいだったと思います。

界アンジンのご当地楽「アンジン紀行」が開催。
↑ 1階ロビーで開催されるご当地楽「アンジン紀行」。映像を使いながらの説明で、堅苦しい感じもなく、とても楽しめました

チェックアウト

大満足で翌朝を迎え、今度はおいしい朝食をいただきました。
朝食は7時15分~9時15分の時間で利用できます。

シンプルなメニューかもしれませんが、とてもおいしかったです(写真のものに、あと湯豆腐がつきました)。

界アンジンの朝ごはんのメニュー。
界アンジンの朝ごはん。

朝食後は、テラスに行ったりお土産コーナーでお土産を見たりしてのんびりと過ごしました。ゆったりとした時間が流れます。

界アンジンのお土産コーナー。
↑ お土産コーナー。界アンジンのオリジナルグッズが手に入ります
界アンジンのお土産コーナー。
↑ ちょっとした小物も「船旅」のイメージでかわいかったです



界アンジンのチェックアウトは12時です。
あまりに居心地がよかったので、最後までお部屋でゆっくりしようかとも考えていたのですが、次の予定の時間があって11時ごろにチェックアウトしました。
夢のような1泊2日、界アンジンに感謝です。

星野リゾート「界 アンジン」宿レポ まとめ

初めての星野リゾート、1泊2日でしたが日常を忘れて別世界に浸らせていただきました!
「船旅」というテーマ・コンセプトがしっかりあって、お宿をつくっているからこその没入感なのだと思います。

サンブエナデッキで海風に吹かれながら、海を眺めいただいたビールは忘れられません。本当にまた行きたい…!

ご当地楽「アンジン紀行」もとてもよかったです。伊東の地にこんな歴史があったのかとはじめて知りました。
お食事も地のものを丁寧に調理されているのが伝わり、とてもおいしく、いただいて満足感が非常に高かったです。
カップルやご夫婦の大切な記念に訪れるのももちろんよし、1人でゆっくりと過ごすのにもよしだと感じました。
ビールが好きな人にも強くおすすめです!

全国に22施設がある、星野リゾートの界ブランド。全部行きたい。
↑ 全国の界の温泉が紹介されていました



星野リゾート「界」ブランドは、全国に22施設展開しています。
アンジンでは、アメニティに風呂敷があるのですが、界の各施設で風呂敷のデザインが異なっているそうです。
全部行って風呂敷をコンプリートしたくなりました 笑

宿泊レポート・宿泊ブログということで、界アンジンを紹介させていただきました。
みなさんの旅の参考に、少しでもお役に立つことがあればうれしいです。

じゃらんの予約サイトも下記に紹介しておきます。
宿泊プランやお部屋などもチェックできます。

じゃらん「星野リゾート 界 アンジン」


Information
星野リゾート 界 アンジン(KAI Anjin)
住所:〒414-0023 静岡県伊東市渚町5-12 星野リゾート 界 アンジン
Tel:050-3134-8092
チェックイン:15時~  チェックアウト:~12時
1泊1名:16000円~
客室定員:1名~4名
温泉:2(男女ともに内風呂×1、露天風呂×1 入れ替えなし *宿泊者限定)
 入浴時間は、内風呂・外風呂ともに15時~1時、5時~11時
送迎:なし
ペット受け入れ:可 *1室限定(20kg以下の中型犬、1室2頭まで)