高野山

高野山の御朱印紹介

先日おうかがいした高野山ではたくさんの御朱印をいただくことができました(とはいってもまだまだほんの一部ですが…)。

どのような御朱印がいただけるのか気になる、という方が結構いらっしゃるようなので、今回は自分がいただいてきた御朱印を紹介します^^
お役に立つことがあればうれしいです!

遍照尊院さん

遍照尊院さんでは昼食をいただいた際に本堂を中から参拝させていただくことができました。
中から参拝させていただけるお寺はあまりないので、大変ありがたいことだと思います。

お寺を中にあがってすぐ右手側に寺務所があり、そちらで御朱印をいただけます。
中から本堂を参拝したい、という方もこちらで声をかけるとよいでしょう。
ご本尊の両界大日如来さま、そして虚空蔵菩薩さまの御朱印をいただくことができます。

遍照尊院さんでいただいた大日如来さまの御朱印。
↑遍照尊院さんでいただいた大日如来さまの御朱印。大日如来さまは真言密教の中心となる存在で、胎蔵界大日如来さまと金剛界大日如来さまそして、その両方が合わさった両界大日如来さまがあります。遍照尊院さんにいらっしゃるのは両界大日如来さまです。
虚空蔵菩薩さまの御朱印。
↑虚空蔵菩薩さまの御朱印。虚空蔵菩薩さまも大変珍しいような気が…。空海さんのお話の中では、虚空蔵菩薩さまのご真言を100万回唱えるとめちゃめちゃ記憶力がよくなるという「虚空蔵求聞持法」が有名ですね。室戸岬での修行のお話だったと思います。

蓮花院さん

蓮花院さんは宿泊させていただいた宿坊です。
とてもきれいでお料理もおいしく、また大変親切に接してくださりました。

蓮花院さんのご本尊は阿弥陀如来さまです。
こちらは宿坊の受付で夕食の時間(18時30分)までに御朱印帳を渡すと、翌日に書いたものをいただける、というシステムでした。
ですので、ひょっとしたら宿泊する人以外はいただけないのかもしれません(確認できておらずですみません)。

蓮花院さんの御朱印。ご本尊は阿弥陀如来さまで、不動明王さまもいらっしゃいました。受付ではお守りもいただくことができます。
↑蓮花院さんの御朱印。ご本尊は阿弥陀如来さまで、不動明王さまもいらっしゃいました。受付ではお守りもいただくことができます。

金剛峯寺

金剛峯寺ではお大師さま「遍照金剛」の御朱印をいただくことができます。寺内にあがった受付のところで御朱印をお願いするしくみです。

金剛峯寺でいただける「遍照金剛」の御朱印。ちなみに、大師教会では「遍照尊」の御朱印がいただけます。
↑金剛峯寺でいただける「遍照金剛」の御朱印。ちなみに、大師教会では「遍照尊」の御朱印がいただけます。

壇上伽藍(大伽藍)

つづいて壇上伽藍(大伽藍)です。こちらでいただけるのは大日如来さまと薬師如来さまの御朱印です。

壇上伽藍(大伽藍)でいただいた大日如来さまの御朱印。
↑壇上伽藍(大伽藍)でいただいた大日如来さまの御朱印。
壇上伽藍(大伽藍)でいただいた薬師如来さまの御朱印。
↑壇上伽藍(大伽藍)でいただいた薬師如来さまの御朱印。

嶽之弁財天さま

嶽之弁財天さまは大門横の鳥居から山を30分~40分ほど登ったところにあります。1本道なので迷う心配はないかと思います。

山の上で御社はあるのですが、寺務所などはありません。
ですが、霊宝館の近くにある「宝亀院」さんで御朱印をいただくことができます。
宝亀院さんはお大師さまの御衣替で有名なお寺さんです。


*宝亀院さんでは毎年、弘法大師空海さんの御衣を仕立てて3月21日に奉納しており、これを「御衣替」とよんでいます。
なんと1000年以上続いている行事だということです。
この由緒は空海さんが入定してから86年後、時の醍醐天皇の夢に空海さんが現れたところから始まります。
夢に現れた空海さんは髪も髭も伸び、御衣もボロボロだったといいます。
そこで醍醐天皇は空海さんに「弘法大師」の大師号を授けるとともに、新しい御衣を仕立てさせました。
そして、命を受けた東寺の住職観現僧正と弟子の淳祐が高野山へと赴き、入定してからはじめて御廟の扉を開けて、お大師さまの髪と髭を剃り、御衣を替え、「大師号」下賜のご報告をした、と伝わっています。


*また、奥之院さんや宝亀院さんでは、御衣替のお下がりを細かく切った「御衣切」のお守りをいただくことができます。
こちらは4月ごろから手に入るとのことです。

宝亀院さんでいただいた嶽之弁財天さんの御朱印。
↑宝亀院さんでいただいた嶽之弁財天さんの御朱印。

もちろん、高野山にはまだまだたくさんのお寺さんがあるので、ほんの一部のご紹介なのですが、ご参考になったらありがたいです。