去る2020年7月、京都市にある京都水族館が初の大規模リニューアルを終え、新エリア「クラゲワンダー」が登場しました。
クラゲが好きすぎる自分。2020年10月に早速訪れてみました!
京都水族館は京都駅から歩いておよそ15分ほどの距離にある、日本初の完全内陸型大規模水族館です。
水族館は一般に海の近くにあって、海から海水を取り込んで水槽に使っています。
京都水族館は海の近くにないので「内陸型」の水族館というわけです。
「海水はどうしてるの?」と気になるところですが、水槽の水には完全人工海水を利用しています。
展示内容としてはと地味めかもしれない京都水族館ですが、それを補って余りある、愛にあふれた水族館のように思います。
とにかく、生きものたちに対する飼育員さんの愛情がいっぱいの水族館です。
クラゲワンダー「GURURI(グルリ)」
さて、前置きが長くなってしまいましたが、新しくできた「クラゲワンダー」では西日本最多となる約20種5000匹のクラゲが展示されています。
新コーナー、クラゲワンダーに足を踏み入れると、まず目を引くのが大きなドーナツ状の水槽「GURURI(グルリ)」です。
リング状の水槽の中にはたくさんのミズクラゲがたゆたっています。
中に入ると、周囲360度、クラゲに包まれる感覚です。たまらない…!
このクラゲワンダー、希少なクラゲが数多く展示してあるのはもちろんなのですが、展示の方法がとてもユニーク。
クラゲワンダー「京都クラゲ研究部」
たとえば、通常バックヤードで行われる餌やりや繁殖ですが、来館者に見える場所にスペースが設置され、そこで行われています。これが「京都クラゲ研究部」。
これを見るだけでも楽しい!
実際に飼育員さんがお世話しているようすもみることができます。
刺胞(しほう)動物のクラゲだけでなく、有櫛(ゆうしつ)動物の方のウリクラゲなどの展示もありました。
ミズクラゲやアカクラゲなど、わりとよく見られるクラゲに加えて、カギノテクラゲやサカサクラゲ、エボシクラゲ、アマクサクラゲなど、なかなかお目にかかれないクラゲたちもたくさんいます。
もちろん クラゲ以外の展示も魅力的!
長くなってしまうのでくわしく紹介できませんが、もちろんその他の展示もとても魅力的です!
入ってすぐにあるオオサンショウウオエリア、京都の水系を再現した水槽に始まり、間近で見られるアザラシやペンギン、京都の海(日本海)を再現した大水槽もすばらしい…
個人的にはペンギンたちのペンギン関係図がとても好きです(下はほんの一部) 笑
若干玄人向けな気はしますが、好奇心を刺激してくれる展示たちです。
京都水族館の近くには、梅小路公園、京都鉄道博物館もあって、エリアとしても盛りだくささん。GWや夏休みのちょっとしたお出かけに、お子さん連れでもカップルさんのデートでもおすすめです。
ぜひ一度、京都水族館に遊びに来てくださいね~!
Information
京都水族館(KYOTO AQUARIUM)
住所:〒600-8835 京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
営業時間:10:00~18:00,10:00~20:00,9:00~20:00
* 営業時間は日によって異なっているので、水族館ホームページのカレンダーを確認
* 土曜・日曜、祝日は日時指定の入場券が必要(詳細・購入は京都水族館のWebサイトで)
休館日:なし(施設の点検、気象状況などで臨時休館の可能性あり)
TEL:075-354-3130(営業時間内)
一般料金:大人 2400円,高校生 1800円,小・中学生 800円,幼児(3歳以上)300円
*高校生はチケット売り場で生徒手帳を提示
その他詳細は、京都水族館のWebサイトをご確認ください