アイキャッチはブハラにあるマドラサ(神学校)たくさんの部屋が並びます
サマルカンドで過ごす時間はすごく楽しく、何日もいてしまいそうでしたが、そういうわけにもいかずいよいよバハディールともお別れし、進んでいくことになります。
こちらは前回の記事です↓
2度目のタシュケント
サマルカンドでの日々は本当に楽しくて、このままずっとここにいてしまいそうだった。
しかし再入国に備えて申請していた各国のビザも出来上がり、いつまでもここにいるわけにもいかなかった。
「気をつけて、よい旅を!」と一緒に過ごした宿のみんなに送られて出発。
帰りは列車で戻ってみることにした。行きはバスだったので、鉄道も経験してみたかった。
列車の旅は驚くほど快適で、飛び上がるほど揺れるようなこともなく、当たり前だけど線路の上をスムーズに走っていくのがありがたくて 笑、 また1人になってしまった寂しさも感じながら、流れていく車窓を楽しんだ。
何時間か経って、無事タシュケントの駅に到着。宿は出発前に止まっていたハドラ。
ビザは明日取りに行くことにして、今日はこのままお休み。
翌日からはビザのローラーゲット作戦。
まずはイラン大使館に赴いて発給が完了したビザを受け取り、その足でカザフスタン大使館に行って申請。
カザフビザは即日発給だったので(しかも無料!)、数時間後に受け取り、次の日にアゼルバイジャンビザ、と大使館を巡り、最後の方はさすがに疲れた・・・。
古都ブハラ
ビザの準備も整ったので、いよいよ西に進んでいくことにした。
サマルカンドで過ごした日々が楽しくてもっといたかったけれど、西の果てまで行かなくてはと自分に言い聞かせ、タシュケントから西直線距離でおよそ400kmにあるブハラ行きの寝台列車に乗った。
例によって寝台はその辺の安い宿のベッドよりも快適で熟睡。
翌朝、列車はうっすら夜が明けた砂漠の中をカタンカタンと軽快に走り続ける。午前7時過ぎ、ブハラ駅に到着。
駅からブハラ市街には距離があるので、地元の女性2人とタクシーをシェアし、市街でも中心にあるラビハウズというところに送ってもらった。
ラビハウズ周辺にはさまざまな宿があって、しばらくうろうろしてなんとなくいい感じがしたお宿に1部屋借りることができた。
また1人になってしまったのは寂しかったけれど、なんというかそれが西に進むエネルギーにもなっているのか、ちょっとやる気に満ちた感じになっているのが面白かった。
ブハラはサマルカンドとともにウズベキスタンの古都といわれ、16世紀からほぼその姿を変えていないらしい。
歩いてみると、日干しレンガを積み上げて造られた独特の街並みと青いのタイルのマドラサが美しい。タイムスリップしたかのような感覚になる、散歩が楽しい街だった。
またブハラはちびっこたちがたくさんいて、散歩しているとあっちやこっちから声がかかり、写真をせがまれる。
これもまた楽しく、歴史ある街のなかを遊び場にして駆け回るこどもたちは元気いっぱいでこちらも元気をもらった。
こちらに続きます