アイキャッチはウズベキスタンはタシュケントの宿から見た景色です。モスクが見えて、イスラム文化の国に来たんだという実感がわきました。
前回の記事はこちらです
カザフスタン側国境
詰所はやはり国境に向かうゲートになっていた。
警官が2名いたのだけどこれがまたダメダメで、1人がパスポートをチェックしてるともう1人が財布を抜き取り
「マネー」
と要求してくる。
とりあえずこういう場合のやり方は古今東西決まっていて「No!」とはっきり言っておく。
「おいおいそう言うなよ~」とちょと絡んでくるけれど、はっきりきっぱり「No!」とだけ言っておこう 笑
そんなこんなでゲートを通してもらい、国境に向かって歩いていく。国境までは何百mかの距離があり、砂漠の道をしばらく歩くことになるのだけど炎天下で本当に暑い。
汗だくになってなんとか国境の建物に到着。カザフスタン側の管理官のチェックを受ける。
が、ここでも
「50ドルくれないか?」
「(横にいる)彼の誕生日なんだ」
とかなんだかんだとせびってくるう~~ん。いい気持ちで渡らせてほしい・・・。
そういえばカザフスタンの日本領事館でお偉い方の名詞をいただいていたので、それを見せて「なんかよくわからないから領事さんとこに連絡してよ」というとしゅんとおとなしくなった 笑
ウズベキスタン側国境
そしてカザフスタンを抜けて今度はウズベキスタン側の国境にある建物に行く。
こちらも歩いて少し距離がある。
さっきのことがあったので、まためんどくさいかんじになったらいやだなあと思っていたけど、ウズベキスタン側の女性管理官は大阪のおばちゃんのようで
「いやあ大変だったでしょう!荷物そこ(X線の検査機)入れてね!ようこそウズベキスタンへ^^」
とすごく喜んでくれた。
こっちは拍子抜けするくらいにすんなりとチェックを終わらせ、また砂漠の道を1人歩いてウズベキスタン側のゲートまで進んでいく。
こちらも灼熱の砂漠で、わずかな距離だけどめちゃくちゃ暑い。
途中地面からパイプが伸びているところがあって、それが途中で折れて中から水が勢いよく湧き出していた。
農業用の地下水だろうか、とにかく冷たくて気持ちよさそうだったのでバシャバシャと頭から水浴びをさせてもらって、元気をもらいまた歩き出す。
どれくらい歩いたのかわからないけれど、ウズベキスタン側のゲートに到着した。
ゲートの外にはタクシーが何台か停まっていて、こうして国境を越えてやってくる旅行者や地元の人たちを待っていた。
ちょうど仕事を終えて市内に戻るところだったタクシーに安くで乗せてもらい、国境からほどない(といっても数十分はかかるのだけど)位置にあるウズベキスタンの首都、タシュケント市街へと運んでもらった。
タシュケントに到着
ハドラというお安い宿に部屋を取り、国境越えの長い長い1日はようやく一段落といったかんじ。ほんっとうに疲れた 笑
「マイスキーからはウズベキスタンに行けない」から始まり、朝からいろんなことがあったけれど、こうして国境を越えて今はウズベキスタンの宿の部屋で休んでいる。
ちゃんと前進してるんだなと思ったらなんだかおもしろい。
ああそういえば慌ただしくて全然写真撮ってない・・・
部屋の前の廊下を渡り、ビルのベランダから外を眺めてみると、ちょうど日が沈むころで夕焼け空だった。
街の中にモスクが見えて、遠くの方にミナレットも見える。
今までの国とは違う文化の国に来たんだなって実感がわいてきた。
どんな世界が広がっているのか、明日からが楽しみになりつつ、そしてどんどん日本を離れていく不安も感じつつ、すっかり疲れていたのでその日はやはり熟睡だった。
こちらに続きます