ユーラシア大陸横断

サレルノとアマルフィ(イタリア)

アイキャッチはアマルフィ海岸に建つ家々です。急な山の斜面に積みあがるようにつくられているのが独特で興味深いです。

ギリシャのパトラからフェリーでイタリアのブリンディシへ渡りました。ブリンディシのユースホステルで同じ部屋だったフランス人の青年からサレルノという街を進められ、行ってみることにしました。前回の記事はこちらです↓

サレルノの宿で

ブリンディジからサレルノへは鉄道1本で行ける。のどかなイタリアの田園風景を楽しみながらのおよそ6時間。
サレルノに着くと、ブリンディジの宿で教えてもらったこちらもユースホステルを目指して歩く。20分ほど歩いてユースホステルに到着。

後輩とローマで待ち合わせの約束まであと1週間ほど。サレルノからローマまではこちらも鉄道1本で行ける。
ここサレルノには数日滞在できそうだった。

レセプションではこのホステルの主人らしき感じのよいマダムがチェックインの手続きを受けてくれた。
この仕事がすごく好きなのだろう。落ち着いたたたずまいではあるけれど、とても楽しそうにチェックイン手続きをしてくれる。

「ようこそサレルノへ!どこに行く予定?」

手続きの終わり、マダムに聞かれた。全然知らない街だったから、まったくなんにも決めていなかった。特に何も決めていなくて・・・と答えると、

「あら!この近くには見どころがいっぱいあるんだから!」

ちょっと待っててとレセプションの裏に行くと、大きなガイドブックを3冊持ってきて貸してくれた。

ドミトリーの自分のベッドで早速貸してもらった本を見てみる。
なんかすごい遺跡や火山(ヴェスビオス火山)、ナポリ、ポンペイ、アマルフィ・・・たしかに見どころいっぱい。すごい。
全部は行けないけれど、1か所くらいは足をのばせそうだった。
ガイドブックを眺め続けて、迷いに迷って、「アマルフィ」に行ってみることにした。

地中海と断崖の街 アマルフィ

アマルフィへはサレルノの港から小さな船でアクセスできる。
レセプションのマダム主人に「アマルフィに行ってみようと思います!」と話すと、船の出る場所や料金、帰りはバスを利用するのがよいこと、バスチケットの売り場などなど、親切に教えてくれた。

サレルノーアマルフィを結ぶ船上から 急峻な地形が目を引きます

朝、教えてもらった港の端っこに1人ポツンと立っていると、小さな船がやってきた。
教えてもらわないとここからアマルフィ行きの船が出ているなんて絶対わからなかっただろうと思う。
料金を払って乗船し、船は地中海をアマルフィに向かって進んでいく。
地中海は本当にきれいな深い青色をしていていつも見とれてしまう。
穏やかな地中海、青い空を楽しんでいると、アマルフィが近づいてくる。

海から見ているとよくわかるのだけれど、ここイタリアの地形はすごく急峻で、山からすぐ海、というような具合。
つまり、海岸沿いに平野部がほとんどなかった。
アマルフィもまさにそんな感じで、急峻な山の斜面にはり付くように、建物が積み重なるようになっていた。

アマルフィ 急峻な山と海岸の間のわずかなスペースに街がつくられています

アマルフィはかつてはアマルフィイ公国(アマルフィ共和国)として繁栄した海洋国家だったらしい。
839年にナポリ公国から独立し、11世紀に最盛期を迎え、その後は衰退。
周囲はほとんど断崖ともいえるような地形で、長い年月をかけ山の斜面に沿ってつくられていった都市は空想の世界のようで、なんとも不思議な雰囲気があった。

ほんとファンタジー映画にでも出てきそうな不思議な街。
地中海の美しさと相まって歩くのがとても楽しい。アマルフィ、すばらしいところだった。

積み重なるように建てられた家 ファンタジー映画のようで面白かったです

アマルフィを満喫し、宿に戻ってその日はゆっくり休んだ。
翌日、そろそろローマ行きのことを考えねばと、駅に行って列車のタイムテーブルをもらった。
タイムテーブルを見ていると、ローマ行きの夜行列車が目に留まった。夜行列車なら1泊分の費用と時間を車中で節約できる。

ということで夜行列車のチケットを購入し、サレルノを出発する日も決まった。

こちらに続きます!