中国

ウルムチでの日々 中国出国 カザフスタンへ

前回の記事はこちらです

ウルムチでの日々 紅山公園

ウルムチでは、目星をつけていたユースホステルを利用することにした。いろんな国からの若者が多く、楽しい時間だった。

しかし、ここでも何をするでもない日々が続いた。

西に進んでいくことが目的で、原動力だったから、同じ場所にいるとそわそわしてきてしまう。
ウルムチから先はどこに行こうか迷いがあって、1つはウルムチから鉄道を使って国境を越えカザフスタンに入ってしまうルート。もうひとつは、これもシルクロードの要衝であるカシュガルを経由するルート。

カシュガルもシルクロードの要衝として栄えてきた街で、カシュガルという語感というかその音から漂う異国情緒のようなものと合わせて、ずっと行きたい場所だった。ただ、これもいろいろ調べていると暴動が起きたばかりで迷いがあったのだが、やはりこの時期に行くのは非常に危険、ということだった。ルートとしては鉄道で直接カザフスタンへ渡るしかなさそうだった。

そうとなれば早速ビザの手配をすることにして、在ウルムチのカザフスタン領事館に行くことにした。領事館でビザの手続きをするも、発給まで3日ほどかかるようす。それまではウルムチでのんびり過ごすことになった。

とりあえず、観光ガイドにのっていた紅山公園に出かけることにした。西の果てに行ってみる、が目的で始めた旅だったから、とくに観光地というものには目的がなかったのだけど、あまりに何をするでもないので、とにかく何かしてみよう、行ってみよう、というところだったのかなと思う。

紅山公園は宿から歩いて30分ほどの距離で、その名の通り、紅山という山の上にある公園だった。

由来はわからなかったものの、林則徐の像があり、大きなお寺のような建物もあった。観光気分でいろいろ調べてきたわけではなかったので由来も何もわからなかったのが少しもったいない気がしたけれど、山の上にあったのでウルムチの市内を一望できた。ウルムチは思っていたより大都会で、周囲を見渡せば高層ビルが建ち並び、大気汚染のためか砂漠の砂のためかうっすらと霞んでいた。

紅山公園からの眺め

カザフスタンビザの発給 中国出国

ちょうどここウルムチの滞在中、北京五輪が開幕し、開会式をドミトリーで観ることになった。同室の旅行者たちは観光に出かけ、部屋には自分1人残ってテレビを見ていたなんともな状況である。日本を離れておよそ3週間くらいになっていて、この頃は日本のことを思い出しては
「自分何やってるんだろう・・・」
と考えることも多くなっていたものの、とにかく西へ行くのだと言い聞かせていた。

そうこうしているうちにビザが発給される日となり、久しぶりにカザフスタン領事館へと出かけた。領事館の中で椅子に座って待っていると、
「こんにちは」
と突然日本語で呼びかけられた。なんと、隣に座っていたのは日本からの旅行者だった。その隣も、そのまた隣もで、日本人の女性3人と一緒になった。
彼女たちもビザの発給に来ており、無事にビザをもらって、お祝いもかねて一緒に中華料理を食べに行くことにした。

日本の景色、空気、ごはんはもちろん、日本人、日本語とも出会わなくなって久しくなって、ここ最近はかなりさみしさを感じることも多くなっていたし、なんだかんだで神経をすり減らしていたから、一緒に中華料理のテーブルを囲み、とりとめのない話をし続けたのがすごく楽しかった。

無事にビザも手に入れ、長かった中国を出国することになった。国境を超える列車には領事館で出会った女性の1人と一緒だった。さてさて、無事に国境を超えることができるだろうか。海外から海外の国境越えは初めてで、興味や好奇心とともにやはり不安も大きくて、でも一緒に旅してくれる人がいるのはとても心強かった。

*2020年現在、カザフスタンに関しては最大30日間ビザは不要です。また、このブログでもあとで出てくるのですが、以前は現地の移民局で滞在登録が必要でした。こちらも入国審査時に滞在登録(30日)が行われるため、別途の登録は不要になったとのことです(在カザフスタン日本国大使館HPより)

1 日本の一般旅券所持者に対する措置

(1)カザフスタン外務省の発表により,2017年1月1日より,最大30日間, 無査証でカザフスタンに滞在することが可能となります。

(2)滞在登録に関しては,入国審査時に30日までの滞在登録手続きが行われるた め,別途の滞在登録は不要です。

(3)30日を超えた滞在の場合は,査証の取得が必要となります。詳細は,東京の カザフスタン共和国大使館(電話:03-3589-1821)までお問い合わせ下さい。

在カザフスタン日本大使館HP

中国を出国し、カザフスタンへ