カザフスタン

カスピ海を目指して その1 ヒヴァ~クングラード(コングラット)

アイキャッチはヒヴァ~コングラットへのタクシーの車内から
砂のせいかすごくかすんで見えます・・・
砂漠の道を走り続けました

ヒヴァで完全におなかを壊して数日。宿の主人のおっちゃんからもらったあやしげな緑色のカプセルのおかげで回復し、ヒヴァに別れを告げて西へと進んでいくことになります。ヒヴァでの日々はこちらです

ヒヴァからクングラードへ

ヒヴァを出発し、カスピ海の横断に向けてまずはカザフスタンへ再入国、横断フェリーの出る港アクタウへ向けて動き出す。

タクシードライバーでもある宿のおっちゃんにまずはクングラード(コングラット)まで送ってもらう。ヒヴァから西におよそ360kmにあり、ここからアクタウに向かう列車が出ている。

かなり距離があるので、途中で別のドライバーさんにリレーのように引き渡され、クングラードらしき場所のターミナルのようなところに夕方ごろに到着した。
なんのトラブルもなくいたってスムーズ。ただこの辺までやってくるとガイドブックやインターネット上の情報はほとんどなく、当然宿の情報もない。
ここがクングラードなのかもほんとのところわからない。
とりあえず列車の出ているはずのクングラード駅に行くことにしようと決める。

クングラードへと続く道

こんなところまで来る旅行者は珍しいのか、すぐに周りにたくさん人が集まり、
「どこに行くんだい?」
と聞いてくる。
幸いなことにターミナルなのでタクシードライバーさんもたくさんいる。
「クングラードの駅に行きたいのだけど・・・」
ドライバーさんたちはわれもわれもと名乗りをあげ、「自分が連れて行こう!」と盛り上がる。
タクシーに困ることはなさそうなのでひとまず安心 笑

結局、話し合いの末に1人のおっちゃんドライバーが駅まで連れて行ってくれることになった。
荷物を積み込み、自分も乗り込んでタクシーは出発する。
そういえば、値段を聞いていなかった。


乗る前に値段交渉して決めてから乗るのが当たり前の世界だけど、長旅の疲れかガイドブックもネットの情報も何もない不安からかうっかり忘れていた。すると、
「ただでいいよ!サービス!」
と料金をとらずに駅まで届けてくれた。感謝感謝だった。
見ず知らずの旅人に本当にありがたかった・・・。

クングラードの駅で

タクシーは10分ほどでクングラード駅に到着。
おっちゃんにお礼を言って、とりあえず駅の中に入ってみる。
列車の切符を買わねばならない。

周囲をぐるっと見回すと、片隅に窓口のような場所を発見。制服姿のおばちゃんがこっちを見ている・・・。

「アクタウに行きたい」

とにかく聞いてみると、なんとなく難しい感じにみえていたおばちゃんだったが懇切丁寧に教えてくれた。

このコングラット駅から列車に乗ってカザフスタンのベイネウに向かう、ベイネウからアクタウ行きの列車が出ているから、そこで乗り換える、とのことだった。
出発は朝。今日はここで1泊する必要があった。

「どこかに安くていい宿はありますか?」

これもとにかく聞いてみる。わからなかったらとにかく聞く!だった。

「ここに泊まっていったらいいよ」

!?えええ!?周りに泊まるようなところは見当たらなかったから、宿探しは苦労するかなと思っていたら、なんと駅に泊まれるらしい。

おばちゃんのいる窓口の奥になぜか部屋があってそこに泊まったら?という。おそらくだけど、駅員さん用の宿泊スペースっぽい。

お高いんでしょう?と思って値段を聞いたらこちらもなんと1泊160円。
安い・・・!ほんとにラッキーだった。
ありがたく泊まらせてもらうことにした。

泊まれる場所も決まり、ほんとに安心した。
駅前の道でおばちゃんたちが店を出していたから、そこで夜ごはんを買うことにしよう。

駅前のお店(?)

そういえばこれがウズベキスタンラストナイト。明日の朝には列車に乗り、国境を越えてカザフスタンへと向かうことになる。

ヤラマーでの国境越えに始まり、タシュケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ、そしてクングラード。
いろんな巡り合わせで、いろんな人たちと出会い、元気にここまでやってこられた。みんなに感謝しながら、ビールを1本買って最後の夜をお祝いした。

ちょっと長くなってしまったので次回に続きます!