アイキャッチはサマルカンドのレギスタン広場からです
ブルーのタイルがほんとうにきれいで、またよく見たらひとつひとつのタイルの色合いが微妙に違っていて、それがまたキラキラとして美しい・・・
カザフスタンからウズベキスタンに入国し、タシュケントに来ました。ここから次はサマルカンドへと向かうことになります。
タシュケントの宿で
ウズベキスタンではカザフスタンの再入国に備えてビザを申請する必要があった。
ほかにも、今後の行程を考えるとここでイランとアゼルバイジャンのビザも取っておきたかった。
まずはイラン大使館でビザの発給を申請したが、トランジットビザで5営業日かかった。
同じ国のビザでも、どの国にある大使館から申請するかで発給までの日数が変わってきます。
今回の旅ではなるべくビザの発給で旅がとまらないように、申請から発給までの日数を調べていました。
A国のビザをB国から申請 → 2週間必要
A国のビザをC国から申請 → 翌日発給
このようなかんじです。
ビザの発給に日数がかかると結構な足止めとなるため、ウズベキスタンにいる間にイランやアゼルバイジャンビザも手に入れておこうと思いました。
ビザができるまでどうしようかなと思っていたら、泊まっている宿にもう1人日本人の男の子がやってきた。
どうやら、満室だけど自分の部屋にはもう1つベッドがあったから、日本人どうしだし一緒に泊まっちゃいなよ、ということらしい。適当・・・笑
* ウズベキスタンではレギストラーツィア(レギスト)という滞在登録が必要になります。 レギストはホテルなどに宿泊した際に、滞在した日数分だけ発行されて、 出国の際などにチェックされます。
しっかりチェックされる場合もあれば、なんとなく見て終わることもあります。
ウズベキスタンではこっそりと民泊をやってる人もいるのですが、こちらはレギストラーツィアが発行されませんので注意してください。
タシュケントには自分の泊まったハドラの近くにカラマット・アパの家という有名な民泊があります。
当然レギストは発行されませんが、エアコン付きのため快適で泊まる人はあとを絶ちませんでした・・・。
レギストラーツィアについてはこちら↓に詳しく書かせていただいておりますので、よかったらお読みください(^^)
大学生で夏休みを利用して旅行中とのことだった。
サマルカンド( タシュケントから340kmほど南西にある)にいたけれど、ビザの申請のためにタシュケントに来たそうで、申請が終わったらまた戻るつもりらしい。
どうやら、サマルカンドの宿がかなり楽しいというころなのだ。
サマルカンドはシルクロードの要衝として栄えた古くからの都市で、チンギス=ハンによって一度破壊されるが、その後かの有名なティムールによって再興された。
タシュケントでビザを受け取ってから行くつもりだったけど、発給まではしばらく日数が必要だし、先にサマルカンドに行ってビザができたらタシュケントまで取りに帰ってくることにしたらいいのでは、と勧められた。
確かにそうだなあと、ずっと待ってることもないかと思って、一緒にサマルカンドに行くことに。
サマルカンド行きのバス
タシュケントからサマルカンドまでは鉄道とバスがあり、今回はバスを選択。
案の定これでもかというくらいのオンボロのバスで、タシュケントのターミナルからサマルカンドまでは5時間。
座席は金属のフレームの上に所々めくれた薄い木の板がおいてあるだけで、しかもこのバスがまたガタガタの道をこれでもかというくらいに飛ばすのでからだが浮き上がるほど揺れる。安いのだけが取り柄だった。
遊園地のアトラクションのようなバスに揺られ続け、へとへとになって到着。
1人だと辛かっただろうけど、一緒の大学生と盛り上がって笑い話に仕上がって、そこからさらに小さな乗り合いバスに乗り換えて、レギスタン広場のすぐ近くにあるバハディールという宿に着いた。
空いているか心配だったけれど、宿の主人に聞いてみると
「No Problem!」
とのこと。
幸いドミトリーが空いていて、部屋を入ってすぐ左側の壁沿いにあるベッドがサマルカンドでのお城になった。
サマルカンド・ブルー
バハディールは各地を旅したパッカーたちばかりの宿だった。
中でも多かったのはフランス人と日本人。
いろんな人のいろんな話を聞けるのはすごく楽しかった。
その日はたくさんの人たちでお酒を飲んで遅くまで盛り上がった。
サマルカンドでは、 宿で他の旅行者たちと一緒にゆるゆるのんびりしつつ、散歩がてらいろいろと見てまわった。
特にレギスタン広場は歩いて5分ほどの場所にあったのでバハディールで過ごす数日の間に何度も足を運んだ。
サマルカンドブルーとよばれる独特の青いタイルたちがなんともいえず美しくて本当に見惚れてしまう。何回も出かけては眺めていた。
レギスタン広場では3つのマドラサ(神学校)がコの字型に取り囲むように並んでいる。
その中の1つであるティラカリ・マドラサは、コの字型の正面にあって、 青いタイルたちはもちろん、緻密な紋様と黄金に輝くドーム天井も圧巻だった。
こちらはシェルドル・マドラサ。こちらもまた美しい・・・。
3つのマドラサはそれぞれに趣が異なり、しかしいずれも美しい青色で、空の青さも一緒になって違う世界のようだった。みんな違ってみんないい。
こちらに続きます